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2016年9月 6日 (火)

なぜ勝てる!? Lee先生の必勝合格講座 四限目

英国巡行戦車とドイツ中戦車ばかりに傾倒して他の戦車に乗ろうともせず、勝率の成長も頭打ちになっていたニュービー崩れの私の何かを確実に変えていったLee先生ことM3 Lee

世間では乗ること自体が苦行とまで言われているこの戦車で、アクションゲームが苦手でTPSなどまともにプレイすることもなかった私が、幸運が重なったとはいえなぜWoTBアジアサーバランキング上位にまで食い込むことができたのかを自分なりに考察するシリーズ、今回は今までのまとめとして、M3 Leeで勝ちにいく戦術面について考察していきます。

あくまで個人的な経験に基づく素人考察であってセオリーや必勝パターンではなく、また初心者向けとは言い難い部分もありますが、あらかじめご了承ください。

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5.前線に出てこそLeeは輝く


私の考えるM3 Leeの「勝ちにいく」戦術は、序盤から可能な限り積極的に前に出る立ち回りです。
M3 Leeの強力な7.5cm砲の火力を初っ端から発揮し、早い段階で敵の数を減らしにかかる。単純に言うとこれだけの話です。
しかし、ただ単に正面から突っ走って敵地に飛び込むような暴挙は開幕爆散不可避。戦車がM3 LeeだろうがKV-1だろうが、それは間違いありません。戦術なくして勝利なし。

一限目では、M3 Leeの戦闘レベルにおいて「右から回り込んで主砲チラ見せ戦法」が非常に有効であると力説しましたが、これを戦術レベルにも応用します。

即ち、主戦場となるエリアを大きく右端から回り込んでいく立ち回りです。試合が始まったら、まずそのMAPで敵が進撃するであろう最右端の障害物や起伏を目掛けて、こちらも全力で走りこんでそのポイントを押さえます。いや、ぶっちゃけ押さえなくてもその障害物までたどり着ければ良し。障害物まで着いたら「右チラ戦法」での撃ち合いに持ち込めば良いんです。
ただし、そこに到達するまでは敵にスポットされないよう留意が必要です。地形の起伏や障害物をうまく使って発見されないよう走ります。


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※画像はイメージです。


このとき重要なのは、他の戦車に先立って全力で走り出すこと。ティア4はまだまだ初心者の多い戦場です。自身の行動を決めきれないまま試合が始まってしまった初心者は、最初に走り出した戦車に次々と追従しようとする性質があります。これがチーム単位で発生することを俗に「レミングス」と呼びます。

本来これは戦術も考慮もない自然現象で、試合の流れ的にはあまり良いことではありませんが、この場合は味方を速やかに主戦場に引っ張り出すためにそれを活用します。そのためには、他の車両の後から動き出したり、迷いのある蛇行は許されません。勤めて力強く、「私にいい考えがある」と言わんばかりに自信満々に走り出すのがコツです。


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※画像はイメー(以下略)


実際には、チームの全員が追従しなくとも、同じ方向に4両も動いてくれれば御の字です。そのうえ、よく動くLTの一両でも同調して並走してくれれば、この戦術の成功率は格段に上がります。

もし仮に、味方戦車全部がスタート位置に籠って走り出した自分に誰も追従しようとしない場合、この作戦は失敗です。
(というかその試合は負けです。ティア4あたりでチーム全体が守りに入っては、あっというまに包囲され、相手チームのいいように嬲られて全滅する他ありません。孤立したM3Leeにできることは限られていますが、もう勝敗は気にせず一両でも敵を道連れにして華々しく爆散してやりましょう)

そして、目的のポイントまで到着し、数珠繋ぎについてきた味方がいい感じに主戦場エリアの縁に到達したのを見計らって、次は自分自身で障害物からちょいと顔を出してスポットを取りに行きます。万一反撃を食らってもいいよう右からの回り込みは忘れずに。
M3Leeの視界はティア4のMTとして標準的な数値なので索敵距離に不足はないですが、同行しているLTが同時にスポット取りに出てくれればさらに確実です。

ここで、思惑通りに相手が展開していれば、主戦場を挟んで敵味方が相対していることになります。そして自身のM3Leeが主戦場の最右端を確保できていれば、それは相手を半包囲できているということになります。


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※画像はイメージで(以下略)


後は、敵味方とも主戦場に突入し交戦開始。M3Leeはその場から「右チラ戦法」で敵戦車を片っぱしから砲撃し、撃てる相手がいなくなれば速やかに次の「右角」へと移動して攻撃を続けます。二限目でも取り上げましたが、どうせ敵は戦場の端からちまちま撃ってるMTモドキなど相手にしてる余裕はありません。


20160904_225600
(以下略)


また、主戦場の右端に位置しているM3 Leeからは、ダメージを受け主戦場から退避を試みる敵戦車にも射線が通りやすい場合が多いため、一旦下がってホッとしている瀕死の戦車にトドメの一撃をくれてやる機会が多くなります。
そうやって常に右側へ右側へと主戦場を回り込み、徐々に包囲網を狭めていって完全に一周した頃には、敵の主力は壊滅状態です。あとは敗走した残党を刈り取るなり万一に備えて陣地制圧して試合終了。


これが、私がM3Leeで実際に100戦やって得た「勝ちにいく」戦術です。


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以下略(※画像はイメージです。)


MAPや味方の初期位置的に右側へ回り込めない場合も、基本的な考えは「自身が撃てるポジションを確保しつつ積極的に包囲網を形成する」として立ち回れば応用が利きます。自身で右端を抑えるのは、敵にさらに右側から回り込まれるのを防ぐためであって、例えばチームメイトが右側をがっちり固めていてくれれば、無理に最右端にこだわる必要はありません。状況によっては、左端の障害物に陣取って左へ左へと進んでも構いません。ただ、味方の布陣の中央はやめときましょう。左右に撃ち分けなければならないポジションはさすがに普通の戦車が有利ですし、ヘイト逸らしの効果も望めません。あと、どうやっても右チラできない障害物はサッと見切りをつけて移動します。


ただし、これをやるには相手チーム全体がどのように動くかを、敵味方のマッチングを見て予測する必要があります。

チームの初期の立ち回りは、レミングスが発生しない場合はおおよそ彼我のHTとMTの比率で決まってきます。各MAPによって複数の主戦場エリアが存在し、そのうちのどれに敵味方が集中するのかによって、こちらが抑えに行くポジションも変わってきます。
また読みを間違えれば、敵のいない場所に味方を誘導してしまう場合も十二分にあり得ます。チーム全体に対するリスクもある程度は覚悟せねばなりません。

さらには彼我の開始地点からの距離と地形、敵チームのマッチングを見て、敵チームのどの戦車が真っ先に会敵するかも予想すべきです。特にルクスならまだしも、レオパルドと単騎で鉢合わせしてしまうと強引に突っ込まれて蜂の巣にされる可能性があるため、レオパルドが敵チームにいる時はより慎重な立ち回りが求められます。

そして当然、すべてのMAPでそれぞれの主戦場や障害物の配置、地形的条件は違うため、それらも含めて各MAPの地形、戦況の変動の傾向は最初から把握しておかなければいけません。
また前述した開幕スタートダッシュを決めるには、マッチングが判明してから試合が開始される10秒程度の時間で予想し決断する必要があるため、それ相応の経験と勘、思い切りが必要不可欠になってきます。
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この戦術が有効である根拠は、こちらの戦績リストでの私のM3 Leeの戦績と、アジアザーバー全体のM3 Leeの戦績の中央値との比較を見るとはっきり分かります。

Lee

これを見れば、平均スポットが中央値よりかなり高めであることがよく分かります。どころか、ランキング100位までの熟練Lee使い達の戦績と比べても、平均スポット1.7は高めの数字です。
つまりこれは、いち早く主戦場に着いていち早く敵を見つけているという証明です。
さらに平均与ダメージ、キル数と高い水準なのも、前線で一発でも多く砲撃をしていると同時に、中〜長距離からの狙撃をほとんど試みていないという裏返しでもあります。
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...などとまぁ、偉そうに長々と書いてきましたが、あらためて作戦を振り返ってみると、これは本来LTとMTの役割の中間的な動きです。もっと言ってしまえば、英国巡航戦車が担うべきポジションと言って良いかもしれません。
なんのことはない、今まで数百戦も練習して慣れ親しんできたカヴェナンターやクルセイダーの立ち回りをM3Leeで強引に再現したら、それがたまたま上手くハマったというだけの話なのです。
...むしろ、M3Leeのハマり具合を鑑みれば、ひょっとすると巡行戦車の扱いの方をなにか間違っていたんじゃないかと思うほどですが。


巡行戦車とM3Lee。どちらも乗り手の技量と経験を計る「初心者の次の段階へと進む者を試す」戦車のコラボレーション。
万感の思いを込めてこう締めくくらせて頂きます。


讃えよ 巡航戦車! 讃えよ M3Lee!!


ご清聴ありがとうございました。

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コメント

なるほどねぇ、これは本家でも通用しうる薀蓄ですな。
味方の動向にはマッチングの運も絡む要素だけど、自分の戦い易い前線を作っていくという感じかね。

ちなみにLeeの兄弟グラントには乗らないの? と思ったら実装されてなかったか・・・。
ブリッツ版ももっと戦車のラインナップが増えればいいんだけどねぇ。・・・自走砲とかw

投稿: itou | 2016年9月 6日 (火) 22時25分

MAPの数が少なく面積も狭く、試合の回転が早いBlitzだからこそ通用する作戦といってもいいかもね
正直本家のMAPをそこまで細かく覚えられる自信もないし、15両だとまた別の作戦を考えないとね

ちなみにグラントが出たら課金車両でも買います
Lee先生、なまじ勝率上がりすぎて2勝1敗ペースでもガンガンに勝率が落ちるから、なんか気軽に使えなくなっちゃって...

投稿: 黄色いタカ | 2016年9月 6日 (火) 23時07分

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