« 2019年5月 | トップページ | 2020年6月 »

2019年6月の1件の記事

2019年6月 3日 (月)

お手軽オーディオ地獄 ヘッドホン編

前回、手持ちのヘッドホン を買い換えるのを渋ってサウンドブラスターとのインピーダンス差を埋めるためにインピーダンスケーブル まで購入したにも関わらず、舌の根も乾かぬうちに新しいヘッドホンを買ってしまいました。

 

Audio-technica  ATH-AD500X

 

高級オーディオから激安イヤホンまで幅広く手がける日本の音響メーカー、オーディオテクニカのオープンエア型ヘッドホンです。TH-AD◯◯◯Xシリーズの中では最廉価のモデルで実売9000円前後。

オープンエア型(解放型)とは、ヘッドホン背面のハウジングに穴が空いていて意図的に音が外に漏れるよう設計されたヘッドホンのことです。重低音がヘッドホン内部に篭らず中高音域のヌケが良いのが特徴です。総じてクリアな音質で長時間の使用でも聴き疲れしにくいのが長所ですが、構造上どうやっても音漏れがする上に外部からの音も遮断できません。主に屋内での使用を前提とした製品に多く見られるタイプですが、Apple純正のEarPodsやAirPodsも広義にはこちらに分類されます。

 

また、これと対をなすのがクローズド型(密閉型)で、こちらはハウンジングが密閉されているタイプ。オープンエア型とは反対で音漏れしにくく外部の音もしっかり遮断します。ソニーのお家芸ともいえるノイズキャンセリング機能があるのはこちらのタイプ。 重低音のズンドコ感が強く出て没入感がありますが、反面音が篭りがちで聴き疲れしやすい傾向があります。音漏れが少ないので屋外で使う前提のイヤホンはクローズド型のカナルタイプが現在の主流。超安物から超高級品までラインナップが豊富で選択肢が多いのも特徴です。

今まで愛用していたAurvana Live!はクローズド型のヘッドホンで、10年以上前に発売された実売五千円前後の製品にも関わらず評価が非常に高く、コストパフォーマンスの良い優秀なヘッドホンでした。

 

これを壊れてもいないのに新しいヘッドホンに買い換える理由は、さらなる高音質の追求などではなく、クローズド型ゆえの遮音性の高さからヘッドホン使用時に電話がかかってくることを極端に警戒しながら音楽を聴くのがしんどくなってきたからです。今まではヘッドホンを使う際は目に見える場所に携帯を置くか片手に持っていないと不安でしたが、オープンエア型なら携帯の着信音もちゃんと聞こえるという安心感があります。

まぁ、365日24時間いつでも電話がかかってくるかもしれない特殊な役職故の職業病ですが、せっかくオープンエア型のヘッドホンを使うと決めたので、あまりチャチな安物ではなく、実売1万円以下でそこそこ良好な音質と品質があって所有感を満たせるヘッドホンを探しているうちにATH-AD500Xにたどり着いた次第です。

 

実際、この記事を書いている最中もATH-AD500XでジャズとアニソンとYouTube配信動画を交互に聴いていますが、ギターやウクレレの静かで繊細な演奏から萌え電波曲のキンキン声まで、サウンドブラスターの補正やiTunesのイコライザが邪魔に思えるほど素直でクリアな良い音が鳴ります。装着感についてもなかなかのもので、頭のデカい私でも窮屈さは感しません。唯一の懸念はイヤパッドが布製なので暑い季節にはちょっと熱がこもりそうということと、汚れには弱そうということ程度。ただ、いざとなればイヤパッドは交換できるようなので大きな問題ではないでしょう。総じて満足感の高いヘッドホンと言えます。

また一方で、以前から使っていたAurvana Live!の、クローズド型特有のズンドコ感も聴く曲と状況によっては手放しがたい魅力を保っています。しばらくは両方をうまく使い分けていきたいところです。

| | コメント (0)

« 2019年5月 | トップページ | 2020年6月 »